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煙が苦手でもOK 煙が少ない焚火台 モンベル フォールディングファイヤービット

最近のキャンプブームで、主要ブランドやガレージブランドから様々な焚火台が売られている中で、最近は「二次燃焼」がブームになっています。ですが、二次燃焼焚火台は、側面に空気が通る通路を設ける必要があるので、どうしてもサイズが大きくなり、かさばるのが難点。

この点、モンベルから発売された「フォールディングファイヤーピット」は、二次燃焼焚火台でありながらコンパクトに畳めます。通常の焚火台と比べて明らかに煙が少ない上に、簡単に良く燃えるので、煙が苦手な方や、焚火初心者の方には特にお勧めです。

品薄でなかなか手に入らないようです。39Travelerはモンベルショップで取り寄せて購入しました。

 

薪を切らずに入るサイズ

公式スペックは、横42cm、高さ30cm、奥行22cmです。

横42cmなので、キャンプ場で売っている一般的な長さの薪(概ね30~35cm程度)がそのまま入ります。

重さは4.3kg(付属キャリーバッグを含む)で、多少ずっしりとした重さがあります。

本体は、厚さ1mmのステンレス製で、しっかりとした作りです。

 

とても簡単に良く燃える

一旦着火すると、後は、放っておくだけで徐々に燃え始めます。更に、焚火台が高温になると、二次燃焼の模様が見えてきます。縁から上がっている縦筋のような炎が、二次燃焼している状態です。

後は、薪が燃えて炎が小さくなってきたら、新しい薪を入れることを繰り返すだけで、勝手に自動で燃えてくれます。

二次燃焼している様子を見るのも楽しいです。二次燃焼する炎が上手く見えるか否かは、薪の置き方にも左右されます。二次燃焼用の空気穴の傍に薪を置くようにすると、二次燃焼の炎が出やすいです。

 

火を育てたり、薪を弄る楽しみ方はできない

この焚火台は、自動的に良く燃えるのがメリットです。

そのため、薪が上手く燃えるように薪の並べ方を工夫して、火が消えそうになったら火吹き棒で空気を送り込みながら、手間をかけて薪を燃やすといったような遊び方はできませんので、薪を弄って楽しみたい方には、つまらないかもしれません。

むしろ、薪を弄るのはほどほどにして、焚火を囲みながら(煙を気にせず)お酒を片手に会話を楽しむというのが、この焚火台の使い方かもしれません。

こちらは、ユニフレームの薪グリルラージ。薪で調理を楽しむための焚火台ですので、鑑賞用の焚火台として使う場合は、薪の大きさや並べ方を工夫しないと、いい感じの炎を保つのが難しいです。

39Travelerは、モンベル焚火台を購入する前はこの焚火台を使っていましたので、焚火台が違うと薪の燃え方がこんなにも違うのかとびっくりしました。でも、薪の置き方を変えるだけで急に燃え出したりしますので、これはこれで楽しいです。

 

 

煙が苦手の方には是非お勧めしたい

二次燃焼状態になると、明らかに煙の量は少ないです。下の写真は、ユニフレームの薪グリルラージと、モンベル焚火台を並べた様子です。明らかにモンベル焚火台の方が煙が少ないです。

キャンプは好きだけど、煙にいぶされるのは嫌だから焚火は苦手という方もいると思います。このような方にも是非お勧めしたいです。

 

薪が爆ぜて、キャンプ道具に穴が空いたり子供がヤケドするリスクも少ない

焚火をしていると、バチっと薪が爆ぜて周囲に火片が飛ぶことがあります。薪の種類や乾燥状態にもよりますが、焚火をしている以上、防ぎようがありません。

モンベル焚火台は、薪の周囲が囲まれていますので、薪が爆ぜても火片が周囲に飛び散るリスクが低いです。小さなお子様と一緒にキャンプする場合、薪が爆ぜてお子様に当たってヤケドしないか心配になりますが、モンベル焚火台を使えば安心です。

 

畳むとコンパクトで、持運びも楽

畳むと、横42cm、高さ30cmのサイズは変わりませんが、厚さは「5cm」まで薄くなります。

二次燃焼させるためには、焚火台の側面に空気が通る通路を確保する必要があります。そのため、どうしても側面に厚みが必要になりコンパクトにするのが難しいのですが、この焚火台は、二次燃焼焚火台とは思えないほどペタンコになりますので、収納スペースには困りません。

キャリーバックも付属します。本体、ロストル、網、全部入ります。

 

カスタマイズ

強化ロストル

口コミを見ていると、数回使用しただけで、ロストルがぐにゃぐにゃに曲がってしまうという声が。。ロストルは汚れるところなのでどうでもいいですが、ネットで2mm厚のステンレスで制作された強化ロストルが売ってましたので、買ってみました。上が付属のロストルで、下が強化ロストルです。

超大火力で料理

イレギュラーな使い方だと思いますが、中華鍋(下記の中華鍋は直径24センチ)を置くことができます。これを利用して、家庭のガスコンロでは絶対にできない、超大火力での中華料理にチャレンジすることができます。39Travelerはチャーハンを作りましたが、火力との格闘で、耐熱手袋をしてても熱気が凄かったです。でも、この火力のおかげで、おいしいパラパラのチャーハンができました。

私の使用している中華鍋はこちら。鉄の厚さ1.6mmのものです。

まとめ

以上、モンベル焚火台 フォールディングファイヤーピットを紹介させて頂きました。煙が少なく、とても良く燃えますので、煙の苦手の方や、薪が爆ぜて子供に当たらないか心配の方にもお勧めです。また、二次燃焼の様子も楽しめますので、通常の焚火台に飽きた方にもお勧めです。

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