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ogawa カーサイドリビングの良い点と微妙な点 200系ハイエース

せっかくのキャンプ、雨の多い日本では、天気に恵まれないことも多いです。キャンプブームで、どこのキャンプ場も週末は劇混みなので、週末しか仕事を休めない39Travelerは、予約開始日を狙ってキャンプ場の予約を入れています。大雨はまだしも多少の雨だからといってそう簡単にはキャンプ場をキャンセルするわけにはいきません。

しかし、39Travelerはマンション暮らしで、雨でテントを濡らしてしまうと乾かすことがほぼ不可能なので、帰宅日に雨が降る可能性がある場合、泣く泣くキャンセルしてキャンプを諦めてました。

そこで、主に雨が降る可能性がある日に使用するテントとして、2021年にモデルチェンした、オガワ製のカーサイドリビングDX-Ⅱを購入しました。

カーサイドリビングDX-Ⅱの仕様

重量(付属品除く):約4.9kg
内訳・・・幕体:約2.5kg、ポール:約2.4kg
付属品重量:約0.8kg

収納サイズ:69x17.5x17.5cm

ogawa カーサイドリビングDX-ⅡのHPから引用

 

収納サイズ

収納サイズは、69x17.5x17.5cmですので、非常にコンパクトです。ハイエースであれば、車の中に常時入れも邪魔になりません。

設営方法

①収納袋の中から、テント本体、ポール、吸盤2個(下の写真には写ってません)を取り出します。

②テント本体を広げます。

③ポールを組み立てて、テント本体の上に置きます。

④ポールの四隅をテントに嵌め込みます。ポールをしならせる必要があるので、多少、力が必要です。

⑤ポールにテントのフックを取り付けていきます。テントの中心付近のフックは、少し手が届きにくいです。

⑥テントを起こして車の方に移動させ、テントを設置する位置を決めます。

この日は無風でしたのでテントが煽られることはありませんでしたが、風が強いと、風に煽られて細かい移動が難しくなるので、風が強い日の位置決めは結構キツイのではと思います。

⑦車の屋根に吸盤2つで固定します。車の屋根は結構汚れているので、吸盤を取り付ける前に、ウェットティッシュで汚れを拭き取ると良いと思います。拭き取らないと、吸盤の吸い付きが悪くなり、吸盤が外れる(=テント崩壊)可能性がありそうです。

また、ハイエースの天井は真っ平ではなく、スノコのように凸凹しており、かつ微妙に湾曲しています。そのため、吸盤の位置を、数センチ単位で調整しなければならず、位置決めにかなり手間取りました。

吸盤でテントを固定し終わったら、テントの四隅をペグで固定して完成です。

カーサイドリビングの良い点

良い点1:設営は比較的簡単

シンプルな構造なので、このポールはどこに差すんだっけ?ということもなく、特に迷わずに組み立てることができます。

「簡単」ではなく、「比較的簡単」としたのは、吸盤の取り付け時の微妙な位置決めが結構面倒であることや、設営時の風速によっては設営に苦戦する可能性があるためです。

 

良い点2:濡れてもマンションのベランダで乾かせる

このテントを初めて使用した際、テント内側が結露で濡れてしまい、撤収までに乾きませんでしたので、早速、自宅マンションのベランダ(ファミリータイプの、ごく普通の広さのベランダです)で干す羽目になりました。

ベランダの広さだと、テントを完全に広げることは難しいですが、乾いた面を移動させたりしながら、数日かけて無事乾かすことはできました。

 

良い点3:まあまの広さ

テーブル1台と、ローチェア3つ程度であれば、十分置ける広さです。クーラーボックスやその他小物等も置けますが、若干狭くなってしまいます。

ただし、車に横付けするテントですので、普通のファミリー向けテントより狭いです。車の中もテントの一部として使うことを前提に考えたほうがよいです。

 

カーサイドリビングの微妙な点

微妙な点1:開放感は無い

窓はあるものの、周囲を囲まれており、ツールームテントのようにオープンになるわけではないので、開放感はほぼありません。

39Travelerの場合、普段は、タープの下でくつろいでいるので、周囲を囲まれているというのは窮屈に感じるのかもしれませんが・・。

微妙な点2:ハイエースのスライドドアを閉められない

暑くて寝られないという場合を除き、夜は防犯の為にスライドドアを閉めてカギを掛けたくなりますが、このテントは、基本的にスライドドアを開けっ放しにして使うことを想定していると思われます。

そのため、スライドドアを一旦閉めてしまうと、再度スライドドアを開けるときに、スライドドアの端がテント(特に車体に接している部分)に当たってしまい、最悪、テントが破れます

下の写真は、スライドドアを開けた状態ですが、この状態でスライドドアを閉めると、テントのスライドドアに接している部分が、ボディに直接接した状態になります。この状態で再度スライドドアを開けると、スライドドアの端の部分でテント幕を押すことになってしまうのですが、ドアの端がテントに引っかかってしまい、下の写真のような状態には戻りません。

これを避けるためには、スライドドアを閉めないか、もしくは、スライドドアを開けるときに、ドアがテントに当たらないように、スライドドアを少しだけ開けて車外に出る必要があります。

朝の寝起きや、夜間トイレに行きたくなった時に、うっかり寝ぼけてスライドドアを全開にしてしまうと、一発でアウト(テントが破ける)です。

微妙な点3:撤収するまで 車を動かせなくなる

我が家は、キャンプも好きですが、温泉に浸かることもキャンプの楽しみの一つなので、設営後に車でキャンプ場付近の温泉に行くことが多いです。

しかし、カーサイドリビングは、吸盤で車体と固定するので、一旦設置してしまうと、車の移動が困難です。

吸盤を外して無理矢理車を移動させたとしても、戻ってきた際に、吸盤の位置に合うように車を戻さなければならず、何度も試行錯誤が必要になると思います。

車を動かさない方にとってはデメリットではないと思いますが、温泉好きの我が家にとっては、結構なデメリットです。

微妙な点4: 虫が入る可能性がある

テントの中央に、ランタンを吊り下げられるフックがあります。しかし、夏、テント内でランタンを付けたら、出入りの際に虫がテント内に入ってきて大変なことになりそうです。周囲が囲まれているので、一旦虫が入ると、外に出すのは容易ではないと思います。

また、微妙な点2で記載した通り、基本的にスライドドアは開けっ放しにする仕様のため、虫が車内にも入る可能性があります。

基本的に、虫がいない秋冬キャンプで使うのがよいかもしれません。

微妙な点5 構造の割には値段が高い

普通のテントを半分に切ったようなものですので、使われているパーツは少ないです。その割には高価で、約5万円もします。

なので、初めてのテントを検討されている方は、5万円に少し足して他のテントを検討した方が幸せになれると思います。

まとめ

以上、カーサイドリビングの紹介でした。辛口評価になりましたが、皆さまの参考になれば幸いです。

 

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