2019年の10連休ゴールデンウィークにフィリピンのセブ島に行ったところ、セブ市内の巨大ショッピングモールである「SM CITY」に、新型ハイエースが展示されておりました。
この新型ハイエースは、2019年2月18日にフィリピンで発表されましたが、海外向けの車両であり、日本では当面、現行の200系ハイエースが継続販売されることになっています。
キャンプ道具を大量に積載でき、かつ車中泊もできるハイエース好きな管理人は、実際に新型ハイエースに乗車してきましたので、早速紹介したいと思います!
目次
新型ハイエースの概要
まず、展示車両のスペックを紹介します。展示車両のグレードは「ハイエース コミューター デラックス」です。エンジンは、2.8リッターコモンレール式直噴ディーゼルで、ミッションは、なんと6速マニュアルです。
200系ハイエースにも、DXグレードにはマニュアル車が存在しますが、5速マニュアルです。ほぼAT車しかない日本では、6速マニュアルはスポーツグレードの車にしか設定されていないイメージなので、驚きです。
価格は1,642,000ペソ(約344万円 ※1ペソ2.1円で計算)です。
外観(Exterior)
正面、後方、左右
まずは正面です。バンパーは黒のプラスチックで、高級感は全くありません。いかにも商用車です。
次に側面。200系ハイエースとは異なり、衝突安全性を高めるためにボンネットが前方に張り出しています。
正面から。横幅はほぼ2メートルです。
後方から。しかし、フィリピン人も日本人観光客も全く興味が無いのか、誰も寄ってきません。独占状態です。
吊り目型のヘッドライトです。
サイドミラーを斜め下から。白い部分と黒い部分の間にレンズが埋め込まれていますが、ウインカーに連動して光るのでしょうか。
屋根(roof)
新型ハイエースの屋根! 新型ハイエースの記事はネット上にたくさんありますが、上から撮影した写真は見たことがありません。本ブログが初公開かもしれません。
200系ハイエースとは異なり、ルーフにドリップチャンネルはありません。その代わりに、黒い金具が6個取り付けられています。
別の方向から。
6個の金具を拡大してみます。キャリア等はここに固定することになりそうです。
タイヤ
DUNLOP製タイヤです。サイズは、幅215、扁平率 70、ホイールは16インチです。
給油口
給油口は、運転席ドア(フィリピンは左ハンドルなので、運転席ドアは左側です)の右下にあります。なぜか、日本語で「軽油」と書いてあります。下段にも給油キャップが取り付けられそうな凹みが存在しますが、だたの凹みでした。
車内(Interior)
さっそく車内に入ってみます。
運転席・助手席
200系のDXグレードと同様、前列に3名乗車できます。
中央のシートの背もたれを倒すと、ドリンクホルダーになります。200系ハイエースと同じです。
以下、トヨタ公式ページから引用です。助手席の下が荷物入れになっています。実物を見ているときは、こんなギミックが隠されていることに全く気が付きませんでした。
スピートメーター。200キロまで刻まれています。
オーディオ、空調操作パネルです。3つ並んでいるダイヤルは、左から温度、風量、吹き出し口の切り替えです。
そして、右下には、リアクーラーの風量調整ダイヤルが存在します。200系ハイエースでは、リアクーラーの風量調整はリアシートの上にあり、ドライバーは触ることができませんでした。新型ハイエースでは、ドライバーが調整できるので便利ですね。
※200系ハイエースには、リアシート上部にリアクーラーの風量を調整する操作パネルが存在しました。ですが、新型ハイエースには存在しません。リアクーラーは、運転席側からしか操作できないようです。
助手席のコンソールボックスの中です。特に変わった所はありません。
そして、噂の6速マニュアルミッションです! 運転してみたい!
後部座席
リアシートは3列あり、それぞれ4名ずつ乗車できます。前列3名と合わせると、最大15名乗車可能です。
リアシート1段目です。4人掛けシートです。
一番手前の座席を前に倒すことができます。そうすると、3列目にアクセスし易くなります。
三列目シートから前方を見た様子。写ってませんが、三列目シートも4名座れます。
4列目のシート(右後方)を畳んだ状態です。広げると2名座ることができます。
4列目シート(左後方)を畳んだ状態です。広げると2名座ることができます。左右合わせて4名座れます。
価格
現地での価格表を頂いてきました。写真が200系ハイエースのままです。右から、車両価格、保険費用、錆止め費用です。単位はペソ(1ペソ=約2.1円)です。
Super Grandiaは200系ハイエースです。新型ハイエースは、GL GrandiaとCommunter Deluxeです。よく見ると、ディーゼルエンジン(Dsl)しかありません。
まとめ
以上、フィリピンのショッピングモール「SM CITY」で偶然展示されていた、新型ハイエースを紹介しました。