普段は、ユニフレームの薪グリルラージを焚火台として使っているのですが、いかんせんサイズが大きいので、持ち運びや掃除が面倒です。また、薪を横に並べることになるので、あまり大きな炎にはなりません。
そこで、ファミキャンで楽しめるサイズで、火が大きくなるように底が深い形状で、使い終わった後の掃除が簡単で、更に小さく畳めるという理想的な焚火台を探していました。
候補に挙がった焚火台は、
①スノーピークの定番焚火台。サイズや耐久性は申し分ないのですが、かなり重いのと、畳んでもソコソコ大きい。
スノーピーク 焚火台L ST-032RS たき火 BBQ キャンプ用品
②キャプテンスタッグの六角形焚火台。畳むとソコソコ薄くなり、価格も安いのでよさげ。
③TORIPATH PRODUCTSのGURUGURU FIRE。未だキャンプ場で出会ったことは無いのですが、かなり目立ちそうです。
※画像は公式通販サイトより引用
どれがいいかと悩んでいたところ、このようなニーズにぴったりの焚火台を発見。
目次
ANCAN FIRE WHIRL Mサイズ
ANCAN(アナキャン)は、静岡県富士宮市にある金属加工を営む「小林工業」のガレージブランドです。
アナキャンの焚火台、ファイアウィール(FIRE WHIRL)は、組み立ての際に使うプレート枚数を4枚から6枚の間で自由に選ぶことができ、それにより大きさを変化させることができます。
アナキャンHP
材料・流体力学に基づいた設計になっており、燃焼効率はもちろんの事、強度・耐久性、持ち運び、収納サイズ、また使用後の洗浄性などお使い頂くユーザ目線で開発した焚火台です。組合せは、4~6枚まで可能で、4枚では、ソロキャンや焼き台として・・・5枚では、2~4名でのキャンプ・・・6枚は5名~と様々なシチュエーションに対応してくれます。(公式HPより引用)
ファイアウィール(FIRE WHIRL)は、S/M/Lの3つのサイズ展開です。Sサイズは少々小さすぎで、Lサイズは大きすぎる気がしたので、3~4人位で使うのに丁度良いMサイズを選択。
機能美
複数のプレートを組み合わせて、最後に「ANCAN」と書かれたピンでロックすることで焚火台の完成。下には通気口が設けられており、薪に空気が供給されやすいデザインです。
プレートがわずかに湾曲しており、組み立てた際に絶妙な美しい形状を醸し出しています。職人が手作業で加工しているそうです。
プレート5枚の場合のスペックは、幅38cm×高さ28cm 重さ2.5kgです。
上から覗くと、美しい幾何学模様が浮かび上がります。この幾何学模様が通気口を兼ねています。
長さ35cm程度の太めの薪を入れた状態。大きすぎず小さすぎず丁度良いサイズ感です。
プレート6枚
プレートを6枚にすると、5枚のときよりも平たくなり、上から見た際の面積が広くなって迫力が増します。
プレート6枚の場合のスペックは、幅44cm×高さ19cm 重さ3.0kgです。
6つの幾何学模様が六角形を形作るところも美しいです。
薪を入れた状態。焚火台が横に広がっているので、より多くの薪をくべることが可能になります。
プレート4枚
プレート4枚にした状態。かなり見た目が変化します。ソロキャンプ向けならばよいかと思います。
プレート4枚の場合のスペックは、幅27cm×高さ26cm 重さ2.0kgです。
バラバラに分解
バラバラに分解すると、同じ形状のプレート6枚になります。1枚1枚が小さいので、使い終わった後の清掃も簡単です。
組み立ては簡単です。最初に2枚のプレートを連結させ、次に、残りのプレートを1枚ずつ連結させていきます。最後に、「アナキャン」と書かれたロック鍵でロックすることで、組み立て完了です。
畳むとピコグリルと同等サイズの小ささ
畳んだ大きさは40cm未満で、なんと、ピコグリル398を少しだけ大きくした程度の大きさ。
ちなみに、大きさは似たようなものですが、重さはかなり違います。ただし、基本的にオートキャンプ用なので、多少重いのは許容範囲です。
プレートが湾曲していることで若干の厚みが出ますが、大して気になりません。プレート6枚を収納袋に入れても、この薄さです。
意匠権を取得している(意匠登録1625203)
最近のキャンプブームで商品が売れまくっているのに便乗しようと、コピー品のキャンプ用品がアマゾンや楽天で数多く出回っています。キャンプ用品なので、ある程度似たような形状になるのは仕方ないとも思いますが、ピコグリルなど、どう見ても意図的にパクったとしか思えない同一形状のものが大量に安価で販売されています。
キャンプ用品は、見た目のデザインに加えて、小さく畳める機構など、各社が工夫を凝らした優れた工業製品であることが特長ですが、安易に商品がコピーされ、本家よりも安価で販売されてしまうと、商品を開発した会社が儲からなくなってしまいます。そうなると、各社の商品開発の意欲がそがれてしまい、キャンプ用品市場そのものが衰退しかねません。
この点、アナキャンは、FIRE WHIRLの意匠権を取得しており、模倣品対策にも力を入れています。
購入方法
①アナキャン公式HP
②ふるさと納税
③ガレージブランドを扱っている販売店
まとめ
アナキャンの焚火台、FIRE WHIRL を紹介させて頂きました。ファミキャンで楽しめるサイズで、底が深い形状で、使い終わった後の掃除が簡単で、更に小さく畳めるという焚火台を探している方には是非お勧めです。