最近はアマゾンミュージックを、アレクサで聴くことが増えたせいか、お世辞にも音が良いとはいえないハイエースの純正スピーカーでも特に気になりませんでした。
ですが、ハイエースで長距離運転をすることが多いので、どうせなら少しでも良い音で音楽を聴きたいと思い、スピーカーを交換することにしました。
その結果、純正スピーカーよりも、音がクリアになり、低音も良く響くようになって大満足です! 運転中に音楽を聴くのが楽しくなりました。
目次
スピーカの選定
車載オーディオは上を目指すとキリがないですが、所詮ハイエースの車内は高級車と違ってロードノイズが多いことと、音楽を聴くといっても、アマゾンミュージックをBluetoothでカーナビに飛ばして聞くことが多いので、安価なエントリーモデルのスピーカでも十分と判断。
車載スピーカーでは、カロッエリア製、ケンウッド製、アルパイン製が有名ですが、アマゾンの口コミでの評価が高く、ベストセラー1位となっていた、カロッエリア製のエントリーモデルのスピーカーを選択。フロント用には、17センチの「TS-F1740」、リア用には、16センチの「TS-F1640」を選択しました。エントリーモデルですが、ハイレゾ音源対応です。
※現在、「TS-F1740」の後継モデルとして「TS-F1740II」、「TS-F1640」の後継モデルとして「TS-F1740II」が発売されています。サイズは完全に同一なので、問題なく装着可能と思います。
準備
用意するもの
①フロンドスピーカー本体(フロント用17センチ)
②リアスピーカー本体(リア用16センチ)
ハイース200系のリアスピーカーは、スピーカー後方のスペースが狭いので、奥行が長いスピーカーは取り付けできない可能性があります。カロッエリア製のTS-F1640はギリギリ装着できましたが、本当にギリギリでした。スピーカ選択の際はご注意下さい。一方、フロントスピーカーは、スペースに余裕ありますので、どんなスピーカーでも装着可能だと思います。
③フロントスピーカー用バッフルボード
フロントスピーカを車体に固定するのに使います。
④リアスピーカー用バッフルボード
リアスピーカを車体に固定するのに使います。
⑤デッドニング用の部材(必須ではありません)
カロッツェリアから、車種別のキットも発売されています。ハイエースへの取り付けマニュアルは、こちらです。
UD-S701_TRA2173-A.pdf (jpn.pioneer)
必要な工具
①内装外し(もしあれば)
②ドライバー(2番、3番)
③ニッパー
④電動ドリル(もしあれば)
フロントスピーカー交換
①内装外し
まずは、フロンドドアのミラー裏側の内装部品(ロワーフレームブラケットガーニッシュ)を外します。
3か所あるクリップの一部が車体側に残ることがあるので、外して内装部品の裏に戻しておきます。
次に、ドアノブの奥にあるネジを外します。
次に、ドアノブの奥にあるネジ2か所を外します。
ネジを外したら、内装外しでパワーウインドウスイッチを外します。パワーウインドウスイッチを外すとコネクタが見えるので、これも外します。
パワーウインドウスイッチを外したら、ドア全体を覆っている内装を外します。内装外しを併用しながら、手で強引に剥がしていくと外れます。かなり硬いので、思いっきり引っ張ってください。
外した後の内装はこちら。クリップの位置はこちらで確認を。
②純正フロントスピーカ外し
右下に見えるフロントスピーカを外していきます。スピーカを外すには、リベット3か所を破壊します。これが結構大変でした。ニッパーでボディに傷をつけないように、念のためスピーカ周りを養生したほうがよいです。
もっと上手いやり方があるかもしれませんが、私が行った手順を紹介します。まず、ニッパーで頭をもぎ取ります。
3か所の頭をもぎ取ると、スピーカが外れますが、リベットがドアに残ります。残ったリベットはニッパーで切り取ります。
ニッパーで切り取り、奥に押し込むとリベットが外れます。
外れたリベットは、ドア内側に落下してしまいますので、細い棒で突っついて、ドア下の水抜き穴から外に出します。金属の棒だと、ボディに傷をつけてしまいますので、固くない棒がよいです。
③バッフル&スピーカー取り付け
フロントスピーカー用バッフルボードの裏に、右側の切れ込みに被らないように、付属のスポンジを張ります。
エーモンのデットニングキットを購入したので、奥に吸音材を張ります。
バッフルボードを取り付けます。コネクタを、バッフル裏に通すのを忘れずに。
最後にスピーカを取り付けて完成です。エーモンのデットニングキットについてきた、制振材を張りました。
リアスピーカー交換
①内装外し
まず、リアの両側の内装を外します。内装外しは殆ど使いません。手で強引に剥がしていくと外れます。かなり硬いので、思いっきり引っ張る必要があります。
②純正リアスピーカ外し
純正スピーカを固定しているネジ3か所を外すと、簡単に外れます。
③バッフルボードにリアスピーカ取り付け
バッフルボードに、リアスピーカを取り付けます。ネジで強引に穴を開けていきます。
④バッフルボード取り付け
スピーカを固定したバッフルボードを車体に取り付けます。
コネクタが車体と直接ぶつからないように、コネクタに、スピーカに付属しているスポンジを巻いておきます。
以上で取り付け完了です。純正スピーカ(左側)と並べてみました。スピーカの大きさが全く異なります。
⑤カーナビの音質調整
スピーカーを交換して音楽を聴いてみると、あれ、純正と大して変わりません。。
エントリーモデルのスピーカーとはいえ、ソコソコお金がかかったのにこれだけかと思ったのですが、カーナビの音質変更メニューでイコライザーを変更していないのを思い出し、変更してみることに。結果、劇的に音が良くなりました。特に低音の出方が劇的に変化しました。
まとめ
ハイエースのフロント及びリアスピーカの交換をしてみました。フロントスピーカを外すのが若干大変ですが、良い音で音楽を聞けるようになり大満足です。
ハイエースの純正スピーカーはショボいので、車内で音楽を聴くことが多い方にはお勧めのカスタムです。