平湯キャンプ場は、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷にある、林間サイト中心の自然豊かなキャンプ場です。標高は1,250mあるので、夏は涼しく冬は雪が降ります。
キャンプ場から徒歩5~10分位の所に、日帰り温泉「ひらゆの森」があり、極上の温泉を楽しむことができます。ひらゆの森は、泉質に加えて露天風呂が最高に素晴らしいので、何度行っても飽きません。
また、ひらゆの森の隣にある平湯バスターミナルから、上高地や乗鞍高原といった、日本有数の観光地行きのシャトルバスが出ていますので、平湯キャンプ場を観光のハブとして利用することもできます。
つまり、平湯キャンプ場は、①キャンプ、②観光、③温泉、の3つを一度に楽しむことができるという、一石三鳥のキャンプ場です。
キャンプ場の概要
住所: 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36
標高:1,250m
電話:0578-89-2610(予約受付時間:9:00~18:30)
予約方法:電話予約
※GW・夏期・9月・10月の3連休(※夏期:7月第2土曜~8月31日)は予約が必要。それ以外は予約不要。
料金:大人2人・小人2人・車1台1泊の場合、3,400円
チェックイン:8:00
チェックアウト:12:00
公式HP:https://www.hirayu-camp.com/
キャンプ場の紹介
管理事務所
キャンプ場に到着したら、最初に平湯野営場管理事務所でチェックインを行います。管理事務所では、薪や各種のキャンプ用品も扱っています。
炭、着火剤、カセットボンベも売っています。ビニール傘も売ってます。
パンなどの軽食や、調味料も扱っています。
歯ブラシ、洗剤、ラップ、皿なども売っています。
コインランドリーもありますので、何泊もする際や、不意に衣類を汚してしまった際には大助かりです。
キャンプ場の全体像
下の地図の中心にある「平湯野営場管理事務所」でチェックインした後、国道158号を渡り、地図の左下にある「ゲート」を通ると、オートキャンプ場に入ることができます。下の地図では、何故かほんの一部しか図示されておりませんが、入ってみると、広大な敷地が広がっています。
バンガローは、「平湯野営場管理事務所」の下に位置しています。
ゲート
オートキャンプ場には、こちらのゲートから入ります。キャンプ場に出入りする際は、チェックイン時に貰える駐車券を、ゲート入口の機械に挿入します。
林間サイト(車両横付け可能)
オートキャンプ場は、「ゲート」を入ってすぐ右側の広場以外、全て林間サイトです。杭が打ってあるので、車は杭の外側に置き、テントやタープは杭の内側に建てるルールです。場所は特に指定されませんので、早い者勝ちです。
区画がきちんと整備されたキャンプ場とは異なり、区画の大きさは多種多様です。区画自体も、杭の内側は全て区画という大雑把なものなので、一つの区画の大きさはあいまいです。
平らで広い区画もあれば、周りが木で囲まれた小さい区画もあります。また、キャンプサイト全体が平たんではありませんので、傾斜がある区画も多いです。
平らで広い区画は、早々に取られてしまう印象ですので、ファミリーで大きなテントでキャンプされる方は、可能な限り早くチェックインされた方が良さそうです。
我が家は9月3連休初日の昼2時くらいに到着したのですが、下の写真のような広くて平たんな区画は既に全滅で、傾斜のある、木々に囲まれた小さな区画しか残っておりませんでした。
こちらの区画は、テント+タープは少々厳しそうです。
分かりにくいですが、各区画には、小さなかまどが常設されています。平湯キャンプ場でキャンプされている方は、キャンプに慣れているベテランの方が多い印象でした。常設かまどで焚火料理をされている方も多かったです。
こちらは広い区画ですが、若干傾斜があります。
こちらの区画は木々に覆われおり、野性味が溢れています。
こちらの区間は広大なので、グループでキャンプする際に良さそうです。ですが、こういう場所はすぐに埋まってしまうと思います。
こちらも周りが木々で覆われています。タープ+テントは厳しそうです。
ここまで小さいと、ファミリーは無理で一人キャンプ用ですね。
広場サイト(車両横付け不可)
ゲートを通ってすぐに右側には、車両の乗り入れが禁止されているサイトが広がっています。こちらは、車両を横付けすることができないので、主にライダー向けのキャンプサイトです。
常設サイト
ゲートを通って右側に、常設サイトが設置されています。トイレや炊事場に近い、一等地にあります。
炊事場・トイレ
オートサイト内には、炊事場やトイレが複数個所に設置されています。トイレと炊事場が兼用になっているタイプ、炊事場のみのタイプ、トイレのみのタイプがあります。
こちらは、トイレと炊事場が兼用になっているタイプです。
こちらは炊事場のみです。
こちらはトイレのみです。
ウォッシュレットではないですが、トイレは綺麗に清掃されております。
ゴミステーション
ゲートの隣に、ゴミステーションがあります。分別したゴミを無料で捨てることができます。
ただし、炭捨て場はありません。炭と薪については、火が消えたのを確認したうえで、燃えるゴミとして捨ててくださいとのことでした。
燃えるゴミ、缶、瓶、ペットボトル、段ボールに分別して捨てます。
レンタルパレット
1枚、1泊200円で、パレットを借りることができます。パレットを借りることができるキャンプ場は珍しいです。荷物置き場などに使えると思います。
親水広場
ゲートの右側には、親水広場という芝生が広がっています。広場には小川が流れており、水遊びをすることができます。平湯キャンプ場には、滑り台のような子供向け遊具はありません。
小さなお子様が楽しめる遊びといえば、親水広場でボール遊びなどをするか、小川で水遊びをするかのどちらかです。
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周辺施設
平湯バスターミナル
キャンプ場から徒歩10分位の所に、平湯バスターミナルがあります。ここから、上高地行きのバス、乗鞍高原行きのバスが出ています。
上高地
改めてご紹介するまでもなく、日本有数の観光地です。当日は快晴で、絶景を楽しむことができました。平湯バスターミナルから上高地(大正池)まで片道約30分です。バス料金は、平湯バスターミナル⇔上高地の往復切符で、大人一名2,090円です。
なお、上高地は通年マイカー規制のため、自家用車で行くことはできません。
下の写真は大正池です。湖面がガラスのように透き通ってます。
水が冷たくて気持ち良いです。浅いので、靴を脱いで水に入ることもできます。
来て良かったと思える、壮大な景色に魅了されます。
ひらゆの森(日帰り温泉)
キャンプ場から徒歩10分位の所、平湯バスターミナルのすぐ手前に、ひらゆの森があります。
キャンプ場の管理事務所にて、入浴料は大人1人500円ですが、キャンプ場の管理事務所で割引券(大人1人400円)を売っています。
平湯温泉は、1つの内湯と、7つの露天風呂と、サウナと水風呂で構成されています。特に露天風呂は、ぬるめのお風呂から熱めのお風呂まで多様なお風呂が用意されていますので、長い時間温泉を楽しめます。
この内容で大人1人400円ですので、コストパフォーマンスは相当高いです。
また、飛騨牛などの地元の食事が食べられる食事処もありますので、キャンプ飯に飽きた方は、こちらでお食事されても良いと思います。
ちなみに我が家はキャンプ場に2泊しましたが、到着日の夜、2日目の夜、3日目のチェックアウト後と3回も通ってしまいました。
入口には足湯もあります。
買い物
農家直販市場 かかし庵
平湯温泉の敷地内にある、地元の野菜等を扱っている直売所です。地元の新鮮な野菜を手に入れることができます。
「マスゴケ」という珍しいキノコをゲットしました。天ぷらにして食べるのがお勧めとのことでしたが、試しに豚汁に入れてみました。
食感は、キノコというよりも、味のしないパサパサの小麦粉を食べているような感じで、美味しいかと言われると微妙でした。。帰宅後に天ぷらでも食べてみましたが、豚汁よりはマシでした。ですが、美味しいかと言われると微妙でした。
※お店の方も、天ぷらにするといいよとは言ってましたが、「美味しいよ」とは言ってなかった気がします。
A-COOP 奥飛騨
平湯キャンプ場から車で15分位の所にある、JAのスーパーマーケットです。ブランド牛である飛騨牛を買うことができます。
営業時間:朝9時~夜6時、月曜日定休
焼肉用からステーキ用まで、いろいろな飛騨牛を扱っています。部位によって値段は異なりますが、カルビは950円/100g、牛モモステーキ1050円/100g、煮込み用小肉380円/100gでした。煮込み用小肉を使ってカレーを作りましたが、絶品でした!
フレッシュフーズ カシキ
平湯キャンプ場から車で約15分、Aコープ奥飛騨から車で1~2分です。こちらでも飛騨牛を買うことができます。
営業時間:朝9時~夜6時、日曜日定休
焼肉用(カルビ?)の飛騨牛は880円/100gでしたので、Aコープよりも若干安く手に入れることができます。
飛騨牛を朴葉みそ焼にして食べましたが、絶品でした! ご飯を何杯でも食べられそうです。
道の駅 奥飛騨温泉郷
Aコープから車で3分位のところに、道の駅奥飛騨温泉郷があります。ここでは、「奥飛騨本わさび」が売っています。しかも安いです。
Aコープ又はフレッシュフーズカシキで買った飛騨牛に、この本わさびを載せて食べると、最高に美味しいと思います。次回平湯キャンプ場に行くことがあったら、試してみる予定です。
食事処
食事処 あんき屋
キャンプ場のすぐ隣に、食事処があります。歩いて行けますので、キャンプ飯に飽きた方はこちらで食事されると良いかと思います。
HPはこちら:http://hirayunomori.co.jp/dining02.html#contentNv
飛騨の郷土料理や、ジンギスカンなども食べられるようです。
つるや商店
キャンプ場から車で3分位の所にある平湯温泉郷にあるお土産屋です。お店の外で、はんたい卵(温泉卵)を作っています。あっという間に売り切れるようで、今回は手に入れることができませんでした。
まとめ
平湯キャンプ場は、①キャンプ、②観光、③温泉を一度に楽しめる、素晴らしいキャンプ場です。また、標高1,300mで涼しいので、夏季のキャンプにはお勧めです! 更に、美味しい飛騨牛も安く手に入りますので、食事も楽しめます。是非足を運んでみてください。